久々の多治見長期滞在

生活と民俗や風習
<多治見市民のだいどころ 「やぶれ傘」>

photo by S.Nozaki

他にも続々と新しい良いお店が出てきている

 

~改めて面白さを味わった早春の多治見~

役所向けの仕事と以前から悪かったところの治療(含む10日間禁酒)のために、2月末から多治見に3週間ほど滞在した。生まれてこれまでに21回の引っ越しを経験して根無し草の様な人生であるが、35年前に家を構えた多治見はとっても気に入っており終の棲家と決めている。子供達にとってもいろいろ思い出が詰まった場所なので、いつでも立ち寄れる様に彼らの部屋はそのままにしている。私の住民票も八ヶ岳に二拠点目を構えた後でも多治見のままにしている。

久しぶりに駅前を散策していると、こぢんまりとした昼呑み酒場や新店を見つけた。そして駅前(徒歩30秒)にはあの「串カツ田中屋」と「鳥貴族」が軒を連ねているではないか。昔からの老舗居酒屋「やぶれ傘」は多治見市民なら知らぬものはいないが、こうしたチェーン店が進出してくると選択肢が広がって呑兵衛には嬉しい限りだ。「鳥貴族」は意外と美味しいしコスパもなかなか良い。4時から飲めるのも嬉しい。私が昼の一人呑みをした日には同じような年恰好の仲間を何人か見かけた。35年前に引っ越してきた時は、小さな駅ビルの二階に場末酒場しかなかったが多治見も随分と面白く変わってきている。

<大ぶりの鳥貴族やきとり>
・近くに「焼き鳥 はと屋」と言う店もある。この名前いかがなものか

ネットより

引っ越し当時から猪がちょくちょく出没していた。バス停を降りたら猪親子が地面を掘り返している場に遭遇したこともあった。この時は流石に危ないと思い市役所に罠を仕掛けてくれないかとお願いしたところ、「野﨑さん、既にその辺りには三つ仕掛け済なんですよ」との返事が返ってきた。以降も目撃談は後を絶たない。今回の滞在中は、我が団地から中学校への通学路にドでかい猪の死骸が横たわっていたとの自治会ニュースがあった。写真も掲載されておりそこから察するに優に100キロはありそうである。おそらく車と衝突したのであろうが車も無傷ではあるまい。気を付けなければ。此処では①猪、②蝮、③スズメバチが注意対象の御三家である。これは35年間変わっていないな。ちなみにロスに駐在していた時は、①スカンク、②ガラガラヘビ、③サソリ、であった。駐在も命懸けだ。

<毎日中学生が通る通学路上の猪さん>
・この後どこかのジビエ屋さんに引き取られたのかな?

photo by S.Nozaki

団地が高台に位置しているため、この時期の天気の良い日には恵那山、木曽御岳、乗鞍岳そして遠くに北アルプスが臨める。いずれも雪の帽子を被っている。八ヶ岳南麓で見る間近に迫る山並みとは比べ物にはならないが、それでも遠めに見る山々は、特に散策時にはとても気持ちを和ませてくれる。そんな山並みを眺めながら慣れ親しんだ道を歩いていると、「メダカの無人販売」なる看板を見つけた。団地内には焼き立てパンの販売や、英会話・パソコン教室を開いたたりと趣味と実益を兼ねて思い思いに楽しんでいる人達がいるが、メダカにはちょっとびっくりした。一匹の値段が3,000円を超えるのには更に驚いたが、今や希少価値なんでしょうね。

<団地から臨む遠めの北アルプスと恵那山>
・恵那山は年々雪が少なくなっていくのが顕著だ

photo by S.Nozaki

<メダカって珍しいからお高いのよ>
・飼育も大変なんでしょうね。ちなみに店番の方は居ました

photo by S.Nozaki

そんなこんなで多治見長期滞在から八ヶ岳に戻るとホワイトアウトの様な積雪に遭遇。でも翌日の八ヶ岳は最高でした。これからもそれぞれの良さを見つけて行こうっと。
そうそう、雪も解けたとある日、昨年庭に植えた梅に花がついているのを見つけた。とても嬉しかったな。

<急に吹雪の様な雪。ホワイトアウト一歩手前>
・実は積雪量より視界がなくなるのが最も怖く危ない。濃霧しかり

phoo by S.Nozaki

<翌日の八ヶ岳 清里より臨む>
・まるで絵画の世界。ヨーロッパにいるような錯覚

photo by S.Nozaki

<我が庭先でけなげに咲く梅の花>
・この冬、よく頑張ったね

photo by S.Nozaki

 

 

 

 

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