photo by S.Nozaki
小さな花が付きました
~でも、気を付けなくてはいけないことも結構ありますね~
2023年3月31日を最後に会社員生活にピリオドを打ち、此処八ヶ岳南麓に移り住み、時折実家の多治見と行き来するデュアルライフが始まってちょうど一年。人生のベクトルが完全にシフトした一年間でもあった。自然を楽しむ毎日、新たな人との出会い、退職後生活の方向付け、等々大変充実した有難い経験をした。関係した皆様、本当に有難うございました!
<会社員の野﨑君>
・真面目で優秀な?社員でしたと言われていた(笑)
<農作業員の野﨑君>
・相変わらず真面目な人の様です
ほとんど良いことばかりだったが、これから此処で平穏かつ楽しく生活していくには気を付けなければいけないことも体感した。「八ヶ岳南麓は素晴らしい!」と能天気に時を過ごしているだけでは済まないなぁ~と感じたことが四つある。一年経った今、これらに気を付けていこうと思う。
先ず一つ目は、車の運転は田舎特有の気遣いが必要なこと。イライラしてはだめだ。ゆったりと構えることだ。時速30キロで走る軽トラ、ウィンカーを出さないドライバー、そっちが優先なのに譲ろうとしてくれる優しすぎる人、「止まれ」を止まらない人、等々。兎に角、東京や名古屋だと殺人事件に発展しそうなドライバーが多い、特に高齢者。でも、それらを受け入れる優しい地元ドライバーが多いということかな。いずれ自分もそうした高齢者になるのだからと思い、ゆったりと構えて運転している。煽ったりすると「別荘族の野﨑って野郎は!」って直ぐに噂になっちゃうよ。
二つ目は、人付き合いにはソコソコ煩わしさが伴うこと。東京ではマンションの隣の人が土日になるとうるさかったこと、多治見で町内会長を仰せつかった際には文句だけ言う喧しい住民がいたこと、会社では「この人、北極かシベリアに引っ越してくれないかなぁ~」と心底思った人がいたこと、等々辟易としたことは沢山あったが、此処でもそうしたことからは逃れられない。移住当初は自然の素晴らしさに酔っていて、全ての人が素晴らしいと錯覚していたが、残念ながら人間の世界にそんな桃源郷は無い!そういう難しい方とは最低限のお付き合いで済ますのが、まあ生きるコツですかな。この歳になって、人間関係の煩わしさに病むことはもうご勘弁だ。バカヤロー!
三つ目は、やはり田舎の世間は狭いということ。どこで誰が見てるいるかは分かりません。ある日散歩をしていたら「お兄さん(私66歳ですが)、この辺りよく歩いているね。別荘族の人だね。何か困ることがあったら言ってよ」と声をかけられたことがあった。誠に有難い!が、いつも見られていることを意識しておいた方が良いですね。先日は、銀行のATMで前の人が随分時間を食っているのでイライラしていたら、その人が時折行く居酒屋の店主であったこともある。その場では「今度飲み行きますから~。」なんて挨拶したけれども、待っている間、変な態度に出さなくて良かったと冷や冷やした。
四つ目、自分は違う世界に来たと大上段に構える必要はないこと。確かに、ここ八ヶ岳南麓に常住して退職後の人生のベクトルは変わったが、いろいろなYouYubeを見ていると「退職生活は他人と比較する必要もない」「他人と比較しても何のメリットもない」「もうこの歳だ、自分は自分」等々、こうした自分自身と異なる生活に対して、無理くり自らを正当化する様なうさん臭さを感じてしまうものがある。同期や後輩が出世し活躍しているのを見ると、やはり羨ましさやちょっとした嫉妬を感じるのは人間として当然ではないか。時には「何であいつみたいな奴が!」と正直思う時はある。問題は、そうした他人をただ違う世界の人間として無視したり、目を逸らすのではなく、彼らと自分の違いはどこにあるのかを考えるのもこれからの人生の参考になるはずだ。会社に残った同期は仕事で頑張っている、でも自分はこの分野で定年後を生きている。でもお互い勉強の連続だなぁ~。そんな考え方を整理するきっかけも大切だと思っている。別に他人と比較しても良いじゃないか。比較して崩れるような人生は大した人生ではない。
<ここが私の今の職場>
・意外と勉強することが多いんだよ。向上心がないと出来ない
八ヶ岳南麓に常住して気を付けようと思ったことは以上であるが、やはり此処は素晴らしい!
ちなみに、東京のコンビニは愛想がなかったが、此処高根町では親切で会話が出来る人が多い。そして優しく可愛らしい店員さんが多いように思う。特に高根支所の斜め向かいのローソンに買い物に行くのが楽しみだ。
さあ、これから其処にワンカップ買いに行くぞ~!
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