photo by S.Nozaki
スーパーオギノに早く出回ってくださいね
~お気に入りの場所を訪ねる~
もう避暑地とは言えなくなってきた八ヶ岳南麓に秋が訪れている。朝晩は少し冷気を感じ、雲は高く、散歩道のあちこちで秋の恵みを目にする。北杜米の刈り取りは半分くらい済んだだろうか。暫くすると八ヶ岳から紅葉が南麓に下りてくる。綺麗なんだよね~、『生きててよかった!』って思うくらいに。そして厳しい冬が直ぐに訪れる。今のうちに、陽光をたっぷり浴びておこう。
<恵みの季節 赤とんぼと共に>
・YouTubeでも秋の恵みを紹介しています。宜しければ覗いてみてください
10月2日(水)晴天。山々の景色を楽しむ「私のベストスポット3」を訪ねた。先ずは明野。金ヶ岳の山麓に位置し、有名なサンフラワーフェスの会場やハイジの村がある。八ヶ岳南麓は日照時間が日本一と言われているが、ここ明野の方が長い。八ヶ岳~南アルプス~富士山~金ヶ岳の360度眺望に加え、眼下に釜無川と塩川に挟まれた(浸食された)「七里岩」と名付けられた戦艦のような台地が一望できる。北杜市長坂町から韮崎まで続いているので、距離にして10数キロ。七里はオーバーではあるがとにかくデカい台地だ。小さなテーブルマウンテン頂上の人々の生活を見下ろせるのが、箱庭の様でもあり面白い。
<明野から八ヶ岳南麓を望む>
・八ヶ岳もとてもなだらかな裾野をもっている
<超巨大軍艦の様な七里岩>
・左側が釜無川、白州方面
二つ目のお気に入りの場所は「津金」。おいしい学校や昔懐かしい校舎を残した津金学校で知られているが、あまりメジャーではない。その為か、八ヶ岳南麓の原風景が残されていてとても心が落ち着く場所だ。山々の展望だけでなく、四季折々に見られる棚田の風景が癒しである。今は広大な林檎畑が赤く色づき始め原風景に彩を添えている。
なお、昨年此処にオープンした「百番珈琲」はお薦めである。ちょっと見つけにくいところにありますが。
<黄金色に染まる津金の棚田>
・いつまでも残していきたい原風景だ
三つめは、誰もが知っている清泉寮。ジャージー牛のミルクを使ったソフトクリームがこってりと美味しく真冬でも食べたくなる。レストランや土産物店も充実し、ヤマネ博物館などの此処ならではの展示物もあり、老若男女が楽しめる所だ。私にとっては、富士山、北岳、間ノ岳の日本の標高トップ3の山が一望できることが嬉しい。我が家からも富士山と北岳は望めるのだが、奥深い間ノ岳は此処まで登ってこないと拝めないのだ。平日の午前中は人気スポットとは言え、空いていて落ち着いてたっぷり楽しめた。
<少しかすんで見える富士山>
・秋の雲ですなぁ
<真ん中が北岳と間ノ岳>
・来月には初冠雪があるだろう
これから季節が一気に進む。晩酌は「秋味」から熱燗へシフトだ。布団は厚めのものを日干しして整えた。薪はもう直ぐ届く。こんな準備も南麓生活の楽しみの一つである。美味しいものも沢山出回っている。
先日ネットニュースで、買い占めた古米を新米に代えろとクレームを言ってくる客がいると報道していた。いるんですね、買い占めしていた人、それも個人で。私は、コメがなければ新米が出るまでうどんでも食ってよう、と考えていたから全然気にならなかったけど。
季節になれば出回るものを食べていれば、健康にもお財布にも良いのです(除く松茸)。
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