chart by S.Nozaki
☆人生経験が長いからこそ戒めにしたいことがある
定年退職後約二年が経とうとしている。お金の準備はしてきたが、やはり実際に定期的な収入がなくなるとどうなるのか、水深の分からない池でボートを漕ぐような不安はあった。特にデュアルライフと意気込んで八ヶ岳南麓にログハウスを購入したものの、多治見と行ったり来たりの生活でストックとフローのバランスが崩れないか、この二年間結構緻密にチェックしてきた。
今は「暫くはまず問題ないだろう」との結論に達している。暫くとは「果樹園のパートを続けられる間」だ。現在の主要フロー収入は、①厚生年金②企業年金③これまで勤務した二社の持ち株からの配当、そして④果樹園のパート収入だ。①~③で表にある二人以上勤労世帯の平均消費支出は概ね賄えるし、実際の我が家の支出にも合致する。気になっていたデュアルライフのプラスコストは、④南麓での果樹園パートでほぼカバー出来ている(ご興味あれば詳細をYouTubeに上げているので下記URLご参照ください)。頭か身体のどこかがおかしくなって、パートが出来なくなったら多治見に帰ることに決めている。この二年間の実績を見て、「まあ、時々の贅沢費はストックを崩していけば、まあそれなりの暮らしはしていけるだろう」と今後のお金の問題は目処が立った。
<生命保険文化センター調査 年代別消費支出>
・50代をピークに下がっていきます
<リアルなランニングコスト>
・デュアルライフだからこそのプラスαのコストを算出しております
これまでの資産形成は、無頓着さもあり、あちこちのYouTubeで紹介されている様な成功談は全くなかったが、コツコツと年金掛け金を払い、40年間日々仕事をこなしてきた結果、厚生年金と企業年金が安定したフローになっている。何事もコツコツ進むのが確実。この歳になってテンバガーの株でも狙おうとか、もっと増やすぞ!と欲を出すと必ず失敗するのが世の常だ。もうこの歳で敗者復活戦はない。だから資産形成は成績「中の上」で卒業!!
一方、社会に揉まれて築き上げて来た人間性が、歳と共に腐っていくことが無い様に気を付けたいものだ。知らず知らずに横柄になり思いやりが薄くなっていく人生の落とし穴がある。そんな人を実際見てきたし、自分にも時折ハッとする時がある。例えば、飲食店での店員さんへの態度、年下への言葉遣い、運転マナー、人・社会から見返りを求める気持ち、酒癖等々。何故歳をとると横柄になる人がいるんでしょうかね。モノの本によると、老害は「直ぐに否定から入ることから生まれる」とか。人生を生き抜いてきた自信がそうさせるのでしょうかね。加齢が触媒になって、怒りっぽく愚痴っぽくなってしまうのかな?確かに自分もそんな傾向が少なからずあるので心しなければと思う。人間形成もコツコツ努力してきたのに此処に来て、「人生の最高の配当=信頼や仲間」を失うことは本当に寂しい。
<果樹園の仕事帰りの哀愁漂う後ろ姿>
・様々な人との交流も自分に気付きを与えてくれます

photo by M.Koseki
その戒めに、私が人生の目標としているあのテキトー男「高田純次」さんの言葉をいつも心に沁み込ませている。それは、「歳をとったら、説教・昔話・自慢話は(特に若者には)禁句」と言うものです。彼ってテキトーな割には良い事言いますよね。
他にも、
「いいことばかり続くわけがないんだ。でも、これは言い換えれば、悪いことばかりが続くわけでもないということ。やまない雨はないんだから。もし、いま悪いことばっかり続いている人も、気楽に行っちゃっていいってことだと思うよ」
「隣の芝生っていうのか、ないものねだりをするのが人間だから」
傑作は、
「毎年目標を聞かれると、『ただ生きる』と答えています。これが僕の哲学、目標ですよね」
人生の師の様な気がしてきた。私は『ただ高田純次さんの様に生きたい』ですな。
説教したい奴は山程いるけど何か聞きに来られたら真摯に話せば良い、昔話は同世代の気の知れた仲間と酒飲みながらすれば良い、自慢話は自分の中だけで満足しておけば良い、と割り切って行こう。誰かが言っていました。人間は耳二つ、口一つだから、相手が話しかけてくる量の半分くらい話せば良いんだよって。確かにそうすると高田純次さんの言う「三つの禁句」は自ずと控えられそうな気もする。定年退職後、日々この「高田純次さんの三つの禁句」と「耳二つ口一つ」を実践しているけど、未熟な私、先は長く只今「人間形成」留年中、失敗もしました。今も自分への投資を続けています。人間形成には卒業は無いのかもね。ユーモアの精神を忘れずにじっくり心と身体を養生して行きますかね。
<昔話を語れる場所:新宿思い出横丁>
・時々こんな場所で昔仲間と一杯は良いよね

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