QOLを下げる小さな虫達

プチニュース
<安心 夏のダニ対策セット>

photo by S.Nozaki

☆あの手この手で格闘だ!

南麓に来てから毎年ブヨらしき虫に刺される。今年も二回やられた。水ぶくれして痛痒くうっとうしい。ステロイド系の薬が効くと言うが私にはあまり効果がない。我慢していると一週間程度で治まっていくが、地元の方によると段々慣れてくるとのことだ。本当かなぁ~。二回とも油断して半ズボンでサンダル履きの姿で庭に下りた時に足首の上部をやられたので、やはり肌の露出は出来るだけ避けた方が良い。

そうこうしていると、今度はダニに噛まれた跡が見つかった。これまた足首の上部、脛のちょっと下辺りだ。普通は二の腕、脇腹等の柔らかい部分を好むそうだが私の脛は美味しいのだろうか?布団はかなり頻繁に干しているので大丈夫と思っていたが、調べてみるとダニさんは60度以上でなければ死滅しないので布団干しは効果がなく、乾燥清潔にしているからダニがいないと言うことではないそうだ。シーツをめくってあちこちチェックしたが、白い粉の様な死骸(付かれた布団には付着するらしい)はないし、寝ている時に何か痒みを感じたこともなかったが、念のため「ダニ取シート」を数枚シーツと敷布団の間に挟んである。ダニ取スプレーも噴霧した。一応安心。

<ダニ取シートをセット>
・敷布団と敷布の間に何枚かを挟み込む

photo by S.Nozaki

あれこれ原因を考え巡らしていると、果樹園用の作業靴を履いた時に一寸チクチク感があったのを思い出した。この靴、草むらの中を歩き回り、時には堆肥を撒き、開墾にも使ってきた。何回か洗っているがボロボロで何かが住み着いている様な雰囲気のある年季の入った靴だ。ダニの噛み跡がくるぶしの上辺りなので、ダニさんが靴から靴下へと這い上がりチクリとしたものと推測し靴を買い替えた。以降、快適なのでこれが原因だったのかも知れない。

原因は何であれ、ダニ対策は暫く怠らない様にしよう。ダニ取シートを「綿半」に買いに行くと虫対策コーナーの一角にあれこれ並んでいたから、ダニはこの時期結構多くの人を悩ませているのだろう。特に赤ちゃんのいる家ではとても神経質になるだろう。

67歳になったジジイは面の皮同様、全てが厚くなっているし、ある程度免疫もついているだろうから長々と痒みが続くことはないが、それでも不愉快なことには変わりない。南麓は蚊が少ないが(年に刺されるのは2~3回程度)、ダニの被害はある。私は今年初めてやられた。まあこれ位は何とかなるが、気を付けなくてはならないのは「マダニ」が媒介する感染症SFTS。今年も二人亡くなっている。荒れ放題の草むらはキツネやシカの住処や通り道になっているから彼らに巣食ったマダニが確実にいるだろう。そうした所には行かないこと、行かなければならない時はしっかりと肌を隠すことですね。

服装を厳重にしても「マダニ」は侵入することがある。学生時代かなりの重装備で平標山のやぶ漕ぎをした後にマダニらしきものが身体に付着していた経験がある。お風呂に入るまで全く気が付かなかった静かな侵入であった。彼らを無理にはがすと口だけ残してしまう。するとマダニの体液が身体に入ってしまい、化膿したり病気を移されたりするので十分血を吸わせたところ、ポロっと落ちたのを覚えている。まあ、お医者さんに行くのが一番ですね。

山里で生活するとはこう言うことなんですね。スズメバチだけじゃないです、気を付けるのは。農作業をしている方の姿を見ていると服装による対策が良く分かります。自分はまだ無防備かなぁ。皆さん気を付けましょう!
なお、私は二つの薬を持ち歩き、何かに刺されたらそこから自分の体液を(多分毒素と共に)絞り出すようにしています。素人処置ではありますが、経験上それが一番直りが早いです。

<虫さされ対策キット>
・特にかゆみ止めは必需品

photo by S.Nozaki

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