コツコツ家庭菜園。「おじいちゃんの畑」を目指す

自然(山水緑・動物)
<もう直ぐ収穫のニンニク>

photo by S.Nozaki

~自然の恵みに感謝し、野菜の強靭さに驚く~

昨年からの八ヶ岳通いに合わせて、土日だけの家庭菜園を始めていた。週に一回だけ世話をする程度ではあったが、大根・トマトがなかなか豊作であり近所におすそ分けもした。自家製のおろし蕎麦を食した時は「つーん」とする刺激的な辛さに店では味わえないものを感じたし、形の悪いトマトをキンキンに冷やしてかぶりついた時の甘みはビールにベストマッチであった。残念ながら、トウモロコシは近所に住んでいる鹿の親子にやられてしまった。まあ、共存共栄だ。

昨年末にニンニクを植え付けたところ、この高根町の冬を乗り越えてそこそこ大きくなっており、もう直ぐ収穫である。他にも、桃・栗・ブルーベリーを植え付けた。今年になってからは、小松菜・人参・プチトマトが家庭菜園の仲間に加わっている。毎日、菜園を眺めるのがプチ幸せである。ちなみに農薬を散布したことはないので、しっかり虫さんが食べに来ているのもわかる。

<冬を乗り越えた大根と小さな桃の実>

驚いたのは、去年収穫した大根が再び葉を出してきたことだ。未だ種が残っていたのだろうか。マイナス10度を下回る場所で冬眠していたんでしょうかね。もう一つの驚きは、初春に可愛い花を咲かせていた桃が小さな実をつけたことだ。「桃栗三年」と言うから、じっくり育てようと思っていただけに驚きをもって毎日眺めているが、木に負担をかけないように実が大きくなる前に落とそうと思う。

急成長の小松菜 早速虫さんが食べに来る

photo by S.Nozaki

photo by S.Nozaki小松菜は驚くべきスピードで成長しているし、人参も日々背丈が伸びている。昨年、きれいに剪定した山ぶどうはもう小さな房をつけ始めた。こうした野菜の成長を上手に生かして農家が一年を通して畑づくりをしていることが、散歩をしているとよくわかる。レタスを栽培していたかと思うと、トウモロコシに代わり、その収穫後は大蒜やチンゲン菜に替わっていく。流石に冬場は栽培するものが限られるようだが、畑が休んでいることはない。輪作の被害が出ないような組み合わせがあるのだろうが、これまでの経験と知識、そして知恵と工夫でやりくりしているわけだ。

<おばあちゃんの畑の一角 ジャガイモ?>

photo by S.Nozaki

私が「おばあちゃんの畑」と勝手に呼んでいる小さな場所がある。いつも一人で耕したり雑草を取ったり、丁寧に野菜を栽培している。おばあさんの経験が詰まっている場所だ。そこではいつも何かが育っているので傍らを通るたびに見る野菜が「旬」と言うものを教えてくれる。となりのトトロのおばあちゃんの畑でとれたトマトときゅうりをさつきとメイが美味しそうに頬張る場面も思い出す。

私の家庭菜園も「おじいちゃんの畑」と呼べるように知恵と工夫を植え付けていきたいものだ。

コメント