定年退職 長年お疲れ様!!

プチニュース
<お疲れ様でした!お互いよく頑張りました>

photo by a staff of 浪速

☆多治見で定年以降の事を語り合う

メーカーで同期入社の友が定年退職を迎え、富山から多治見に帰って来た。彼とは独身寮・結婚後の社宅が同じで、そしてお互い多治見に居を構え長い付き合いだ。メーカーでは33年間一緒だった。私は途中金融会社に転籍したが、彼は43年間メーカー、及びその系列会社(京都と富山)を務めあげたので充実感とその反面の寂しさはより一層だろうと察する。まあ、お互いよく頑張ったよね!お疲れ様でした!!

今はコンプラが厳しく働き方改革も進みサラリーマンにとっては良い時代になった。まあ、いろんな意見はあるだろうが、良い方向に向かっていることは確かだろう。二人が会社に入った頃は、サービス残業は当たり前、パワハラ・セクハラなんて言葉もなかったし、気の進まぬ飲み会も頻繁に催されていた。その分、知識や経験は身に付いたし、理不尽に耐える力も備わり、宴会のセッティングはお手の物となった。会社生活で身に付けたものはその後の人生で結構役に立っている。サラリーマン生活、決して悪くはなかった。モノは考えようだ。

自分は彼より一足先に定年退職し、八ヶ岳と多治見を行ったり来たりする生活に入っていた。そんな身分を今後の参考にするためか、一度もう一人の同期と共に八ヶ岳の家を訪ねてくれた。どんな日々を送っているのか、果樹園の仕事はきついか、多治見にはどの位の頻度で帰っているのか、等々をリアルに紹介した。その一人は南麓を気に入ってくれて清里にマンションを購入したばかりだ。飲み仲間が増えて嬉しい!私の体験が同世代の定年後生活の参考になればとの思いでこのブログとYouTubeを続けているが、昔の仲間の何人かが覗いてくれているのも嬉しい。

その日、多治見の居酒屋「浪速」で、お互い伴侶も交えて酒を酌み交わしながら、今後どうするのか等を気ままに語り合った。彼は地元地域のリトルリーグの副会長をやるとのことだ。甲子園に出場したことがあると聞いていたが、実際は兵庫県の県大会開会式と予選一回戦で3年連続甲子園の土を踏んだのだと後に白状していた(笑)。兵庫県の高校球児は全員甲子園の土を踏んでいるらしい。甲子園経験者(?)の彼は会社員時代から野球関係での面倒見は大変良く、あちこちで活躍していた。その延長線で地域のリトルリーグをサポートしていくとのこと。とても素晴らしいことだと思うし、定年後も打ち込めるものがあってちょっと羨ましい。今、とても忙しいとことなのできっと定年後も充実した日々と、野球少年の成長に感動する体験が待っているだろう。メーカー内教育機関の学園長も務めたことがあり、若者の頑張りと成長に涙する熱い奴でもあるのだ。彼にピッタリの定年後人生になると思う。

妻どうしは久しぶりの再会となり、多治見での生活について話に花が咲いていた。益々、妻の多治見での交友が盤石になっていく。早速LINEを交換していたので、今後私と彼の状況は筒抜けになることだろう。気を付けよう(笑)。

なお、彼らの長男は俳優でもある。竹中直人主演の「満天の空の下で」に出演。多彩な一家である。

定年後、同期はそれぞれの道を歩み始めている。知多の野菜農家、琵琶湖のほとりの民宿兼カフェ、旅三昧、全国岬巡り、登山、家を新築・・・まさしく十人十色。私と同じ南麓にマンションを購入して住み始めた仲間もいる。何十年も同じ釜の飯を食った仲間だけあってそうした情報が風の様に流れてくる。時折同期会が開かれ、お互い気持ちは40年前、でも見てくれは年相応と言ったギャップの中で酔いしれるのも大変楽しい。今後、彼とは多治見に帰った際には銘店巡りで酩酊だ。

<捨てたもんじゃない多治見の夜景>
・今後、この灯りの下を彼と飲み歩くぞ~!

photo by S.Nozaki

様々な理由により共に定年を迎えられなかった同期が何人かいるが、まあこれも人生、運命。転職が当たり前になっている現在、こうした入社同期で共に定年を祝い労う関係等は消滅していると思われるが、我が世代にとっては人生の拠り所でもある。厳しい会社で鍛えられ残ってきたからこそ、『これからはお互い人生楽しもう』との思いがあるのだ。

次の同期会は8月。今後の人生で何回参加できるかな?

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