東京移動時の人間観察

人生雑感
<前仕事場近隣 日本橋から茅場町>

photo by S.Nozaki

びっくりする様ないろんな人達がいたなぁ~

 

~昔はイライラしていたことに対し柔らかな心に~

東京に所用があり一泊した。この機会に久しぶりに昔勤めていた会社や単身生活をしていたマンション近辺をぶらつき、両親の墓参りも済ませてきた。今年に入り、亡くなった二人の夢をよく見るようになったので「たまには墓を掃除しろ!」とのメッセージと受け取りしっかり磨き上げてきた。時間もあったので長男夫婦と中目黒で夕食を共にした。料理とワインのレベルはかなり高く、厨房での仕事ぶりを間近に眺められる構えになっており、とても価値あるお店であった。東京はこういう楽しいお店が多いことは本当に素晴らしいと思う。また、クリスマスの雰囲気で盛り上がっている街頭の様子も八ヶ岳でクリぼっちになるわが身には嬉しく眩く映る。良いですね~。

<中目黒 「ブロックス」のお肉>
・カモ肉がなかなか美味

photo by C.Asakura

<クリスマスイルミネーションが此処かしこに>
・何歳になってもこの雰囲気はワクドキします

photo by S.Nozaki

東京へ移動する際には、人を観察することも一つの楽しみである。普段八ヶ岳南麓ではそんなに多様な人と接触する機会は未だない。四季折々の自然の移り変わりは大変美しく心は本当に落ち着く。クルマでの買い物などは渋滞もなくストレスフリーだ。東京にいた時は、何となく周りの人間観察をしていたが、今はその反応にちょっとした変化が出てきているように思う。ゆとりと言うか、見方が柔らかになってきているような・・・

今回、甲府から乗った特急「かいじ」でこんなことがあった。通路を挟んで隣に座った若い女性が化粧を始めた。口紅を塗るレベルではなく、本格的に30分はやっていただろうか。以前なら「恥ずかしくないのか?親の顔が見たい!」と本当に不愉快になっていたが、今回は「自分の肉親でもないから、まあいいか」「朝ごはんも食べずに飛び乗ったんだろう」「俺がシェービングクリームを取り出して髭をそり始めたら、この子はどんな顔するかな?やってみようかな。受けるかな?」などと一歩引いた見方をしていた。受け止め方が少し柔らかくなったのかな?

実際、2割くらいの女性が電車の中で化粧(口紅だけを含む)をしたことがあるそうだ。そしてそれに対して年寄り程「恥ずかしい行為」との認識を示すが、冷静に考えれば、止めろと注意するわけにもいかないだろうし、本人はそれなりの事情もあるだろう。また限界知能レベルの人達が1割強 いるそうだから、そうした判断が出来ない人もいるだろう。要は、他人に実害を加えなければ本人の判断や親の躾に委ねるしかないだろうと思う。「実害がなければ」である。もう、そう言う時代なんだ。一人不愉快になっていても人生楽しくないだけだ。

つい最近までは、20センチの厚底靴を履いているJKを見ては「日本は終わりだ」とため息をつき、マスクをして喋り捲るおばさんに遭遇しては「こら、マスクしても飛沫飛ぶぞ!」と憤り、柔軟剤のきつい匂いを振りまく若者とすれ違っては「すすぎをちゃんとしなさいよ」と心の中でつぶやき、本当にイライラしていたが、八ヶ岳南麓に移り住んでからは何故かそうしたとんがりがなくなってきた。

歳をとったせいか、八ヶ岳南麓の悠々とした自然に囲まれた生活のためか、野﨑君は少し大人になったようであります。イライラしてもしなくても人生は過ぎていく。であれば柔らかな心を持った方が良いわな。少し幸せに近づく気がする。
でも、自分の肉親が電車の中で化粧していたら注意するよ。

<ふじケンさんのYouTube>
・この方の動画にも人生を柔らかくするヒント・コツがありますね

コメント

  1. クロダマサル より:

    このところ東京に行く機会が多く、同じような感覚を持っております。また、いつのまにか立ち位置が、山梨目線での東京観察、となっています。このメガネをかけると、いろいろなものが見えてきますよね、特に滑稽なこと、なんで?と思うこと。このあたりは自分の動画でもお話しよう、いや、やっぱり言いづらいから言えないですね。。。。よい年末年始をお過ごしください!@kuroda