photo by S.Nozaki
別荘地「萩の里」の中の一戸。コンパクトな作りが気に入ってます
~落ち着いてきた生活と今後やってみたいこと~
<週末通いをしていた頃の私>
・定年後の生活設計をあれこれ考えていた
1年間の週末八ヶ岳南麓生活を経て、今年の4月より多治見とのデュアルライフを始めたものの、定年退職後に社会との繋がりをどう保っていけるかが一番の不安であった。朝からビールを煽るような生活にならないように、メリハリのある流れを作っていこうと考え決めたことが三つある。
1. これまでと違う仕事を始める→身体を使う
2. SNSを使って情報発信をする→頭を使う
3. 日本を旅して思い出を貯める→お金も使う
五か月が過ぎて、何となく自分の考えていた方向に進みだし、一日一日が満たされる様になってきた。未だやりたいことは山ほど残っているが、今までの自分の殻を破っている解放感からか、焦りはない。今まで渡れなかった河の対岸にやっとこさ たどり着いたような感覚だ。会社員時代やりたくても出来なかった髭もはやし始めたし(笑)。
<今お世話になっている果樹園の社長>
・苦労人だと思うがそれを感じさせない
此処に移ってから直ぐに近くの果樹園で働きだしたことが大変良いきっかけだったと思う。地元の老若男女とのふれあい、身体を動かした後のビールの爽快感、かつ、お小遣いが頂けるお得感、身体も知恵も駆使するパズルを解くようなワクワク感、自分のペースで休みをとれる柔軟さ等々、サラリーマン生活とは別世界である。お蔭で自分のペースでしっかりと生活が組み立てられるようになってきた。そんな私の平均的な一日は斯様だ。
<野﨑の一日>
4:30 起床。目覚ましをかけなくても周りが明るくなると聞こえてくる鳥のさえずりで起こされる
5:00 朝食。大体トースト二枚とヨーグルト。時折、目玉焼きかシャウエッセンを添えるが至ってシンプル。なお、4月以降毎日、腕立て伏せ・スクワット・柔軟体操を続けている
6:40 徒歩出勤
7:00 仕事開始。変化に富む果樹園の仕事は頭の体操にもなる。夏場は朝から汗びっしょり
12:00 家に戻り昼食。パックご飯とみそ汁、梅干、納豆、庭でとれたトマトなど。これまたシンプル
13:00 仕事再開
15:00 終業。ヘトヘトになるが帰り路の風が心地よい
15:10 家に戻り庭仕事や買い物(汗臭いので遠慮がちにそそくさと済ます)、近所の雑草処理など
16:00 シャワーを浴び一休み。そして至福のビール。酒の肴が夕食替わり
17:00 近所を散歩。どんなに疲れていても欠かさない。高根町の夕暮れは癒しだ
19:00 ブログ記事などの準備とパソコンの勉強。今は動画編集にはまっている。いずれ仲間を募ってYouTubeも始めたいと思ってはいるのだが・・・。ちなみにテレビはない
最近はクラウドワークスのライティングやアンケートの仕事も受注して結構四苦八苦している
21:00 就寝。でも24:00頃必ず目が覚めてしまう
<富士山を遠めにベランダで仕事後のビールを楽しむ>
・今はビール。もう直ぐ熱燗に変わるだろう
日常はこんな感じだ。合間に掃除や洗濯をしていると心地よい忙しさだ。10月から自治会「萩の里」の仕事を引き継ぐので面倒な案件もありそうだが、近隣の資産価値を維持するためにもいろいろやってみたいこともある。先日は近所の親子さんと道端にサクランボの苗を植えた。5年後が楽しみだ。コツコツと周辺を整備していきたい。
<最近はパソコンにはまり気味>
・会社で資料作成と違い、探求の楽しみがある
当初決めた三つのうち二つ、「身体を使う」・「頭を使う」はそこそこ出来ており楽しい。朝から酒浸りすることもない、いや、時折あるかな(笑)。こんな生活を維持しながら、日本あちこちを訪ねる旅を通じて心の資産を増やしておきたいと思う。最近、YouTubeで経済コラムニストの大江英樹さんの「60歳からお金を減らして財産を増やす」を拝聴して大いに触発された。要はこれまで築いてきた資産を有効に使って、思い出作りや新しいことへのチャレンを経て人生を大いに楽しもうと言う提言だ。それらの経験がかけがえのない心の財産になるということだが、本当にその通りだと思う。
お金は貯めるより使う方が難しい、お金を使うことでお金の流れができる、などと巷では言われているが、人はどうしても「貯めこむ」性向がある。棺桶に入る時が人生で一番金持ちだったという笑い話みたいなことにならないように、上手に「お金を使う」知恵を働かせたいものだ。幸い、贅沢をしなければ今の私の環境はそれを許してくれる。行きたいところは山ほどあるし、そこを訪ねる計画を練っているとワクワクする。
<大江さんの YouTube>
・一見の価値あり。特に定年退職前後の方
当初決めた三つを実践していけば、そうそうボケることもあるまい。晩酌も美味しく嗜めるだろう。そんな八ヶ岳南麓の魅力を皆に発信出来ればと思っている。遊びに来てね。
<散歩道での南アルプスの夕暮れ風景>
・ほろ酔いで歩いていると何とも言えない幸福感が湧いてくる
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