大甥と一緒に「少年時代」へ

小さな旅
<夏休みのハイライト 乗馬体験>

☆素敵な夏の思い出となりました!

川崎に住む姪っ子が大甥2人を連れて南麓を訪ねてくれた。3回目の訪問だ。彼らの夏休みの思い出作りになる様に大叔父としても奮闘したが、むしろ自分が楽しんでいた感も無きにしも非ずだ。夏の出来事は老若男女問わず何故か心にしっかりと刻まれるんだよなぁ。そして何年か経つとしんみりと思い出す。入道雲、蝉の鳴き声、かき氷、蚊取り線香の匂い、家族旅行で宿泊した旅館の食事、そんな思い出があるから67歳になった今も夏が始まる頃は胸躍り、秋の気配を感じる様になると何となく切なくなる。今年は小学2年と2歳の男の子がやって来る夏だ。彼らにも心のどこかに僅かでも残り続けるものを残してあげたい。でも2歳の子は忘れちゃうかな。

老若男女、怒涛の4日間は瞬く間に過ぎた。
●8月14日:韮崎到着。レンタカーで彼らをピックアップして韮崎のオギノで滞在中の食糧を買い出し。夜は魚の美味い居酒屋「和信」で食事

<お刺身好きの子供たちにびっくり>
・彼らは酔ったおじさんにびっくり

photo by S.Akutsu

●8月15日:朝8時、多治見から妻が合流。昇仙峡と明野のサンフラワーフェスを訪問。妻は多治見へ日帰り

<四季それぞれの素晴らしさがある昇仙峡>
・名物の流しそうめんは混み過ぎで受け付け停止でした

photo by S.Nozaki

<良く似合う子供とひまわり>
・何故かこのポーズが多いのだが・・・

photo by S.Akutsu

●8月16日:午前中平沢峠・JR最高地点へ。午後はメインイベント乗馬体験の後、諏訪湖へ向かい遊覧船を楽しむ。夕食はお気に入りの「心粋」で食事

<遊覧船乗り場に向かう男3人>
・60年前の自分が重なる

photo by S.Akutsu

<諏訪湖を見つめる兄弟2人>
・きっとアイス食べたいとか考えている?

photo by S.Akutsu

●8月17日:午前中南清里道の駅・花の森公園・津金を訪ね韮崎へ。午後見送り

<花の森公園のロープウェイ>
・100メートルも登ります

photoby S.Akutsu

なかなかハードなスケジュールではあったが、子供たちは大いに喜んでくれたし、普段は長女も含めて3人の子育てに東奔西走している姪っ子はドライバーから解放されてそれなりにリラックスしてくれたと思う。大変ですよね、3人の子育ては。

それなりの観光地を回ったわけだが、それ以外にもメスのカブトムシの夜の訪問が驚きだったようだ。いつまでもパジャマに這わせたり胡瓜を与えてたり珍しそうに遊んでいた。こう言うのが結構記憶に残るもんだよね。今は白鷺が田んぼを飛び回っているし、鹿の鳴き声も聞こえる。自分はもう慣れてしまったが、都会に住む子供達にはそんな何気ない瞬間も新鮮なんだよね。自分が小学生の頃は、都会でも蝉取りが出来たし、住宅地になる前の田んぼには蛙が鳴き、イトトンボが大群をなしていた。ちょっとした池ではめざしを餌にしてザリガニ釣りが出来たんだからなぁ。2人のチビ助を相手にしながらそんな事を思い出した。彼らには「モノより思い出」を大切にする心を此処で育んでくれたら嬉しい。

<夜の訪問者 メスカブト>
・虫さんはテラスに朝まで滞在しておりました

photoby S.Akutsu

この南麓拠点は自分のためだけではなく上手く活用出来ている気がする。宿泊手配を気にせず来れる、そこそこ地の利を持つ住人(私)がいる、なにより安心である、そして結果、親戚や友・知人との交流が続く、自分にとっても身体と頭の体操になる。月に1~2組位の来客が丁度良い刺激だ。先月は前会社の同期が八ヶ岳登山の帰りに一泊していったし、今月は姪っ子一家。そして秋には古希を過ぎた姉がやって来るだろう。自分にとっての二拠点目が、親戚や友・知人にとっても二拠点目になり其処で「少年(少女)時代」に戻ったような思い出を持ち帰ってくれるといいですなぁ。また、滞在中の姪っ子は、毎日、朝食づくり・掃除(お風呂もトイレも)・洗濯をしてくれて自分の家の様に手際良く使ってくれたことが有難かった。「おじちゃん、薪ストーブの下埃だらけだったよ」「この手拭き、洗ってる?」とか言われて面目なかったこともなくはないが。でも、皆のお布団はきちんと干してシーツも洗って準備しておいたんだよ(笑)。

毎日が日曜日の自分にも素敵な良い夏休みだった。どこを案内しようかなと思案するのはなかなか楽しいし出かけるモチベーションにもなる。そしてこの歳になって「モノより思い出」が人生の財産であることを益々強く感じる。誰かが言ってたな、「資産を減らして財産を増やす」って。自分は、「酒量を減らして健康を増進する」が加わりそうだが、まあ、暫くはこのまま(笑)。

韮崎駅で見送った日の夜、姪っ子から疲れ切って家路を兄弟で歩く写真が届いた。本当に良い絵だな。おじちゃんも忘れられないな。またおいで。次回は「入笠山」の360度の展望を見せてあげたいな。

<ヘトヘトになり家路に着く兄弟2人>
・夏休みの思い出とヘトヘト感は表裏一体だね

photo by S.Akutsu

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