photo by S.Akutsu
大叔父として「モノより思い出」を残せたら嬉しい
~皆が集まってくれる八ヶ岳南麓小屋~
大雪後の2月10日、川崎に住む姪っ子一家:夫婦、6歳長男・3歳長女・一歳次男、ポメラニアン一匹が八ヶ岳を訪ねてくれた。そこに妻も合流したので総勢7名と一匹。流石に我が家に全員泊まれるゆとりがなかったので、姪っ子一家には近所のロッジにて寝泊まりしてもらい、食事や遊びを共に行動した。タイミングよく雪が降った後だったので、子供達には都会では見ることの出来ない雪景色の中でいろんなことを経験してもらえたと思う。
<ワンちゃんもびっくりの雪>
・「犬は喜び庭駆け回る♪」とはいかないようです
此処に居を構えた時は、実家の多治見と行ったり来たりしながら、友人知人と親戚が時々集ってくれる別荘になれば楽しいだろうなと思っていた。周辺の別荘地は普段は空き家になっていることが多く、常々「もっと有効活用すれば地域も活性化するのになぁ~」と感じていたので、我が小屋だけでもと様々な方をお誘いしていた。
これまでは、元・前職場の同僚や現職場の若手などが何人も集ってくれて、BBQや酒宴などで楽しい時を過ごした。定年退職すると社会との繋がりが切れることが心配ではあったが、パートの仕事を持つことと来訪者を受け入れることが出来、また長男夫婦も訪ねてくれ、孤独・孤立感は全くなく皆に感謝している。
今回の姪っ子一家訪問のハイライトは、おでんパーティーと清里スノーランド。おでんは妻が多治見の家で大鍋に仕込みそのまま八ヶ岳に持参、薪ストーブを囲みながら皆でつつきながら時を過ごした。小さい子供達なのでストーブに接触しないように気を使ったが、興味津々で火を見入る姿はそれなりに自分たちで注意しているようにも見えて(流石に一歳の子は何も分からない様だが)子供はこうして成長していくものなんだなと、我が長男と次男の時を思い起こした。食事のマナーも大人からいろいろ言われて考えて落ち着くところに落ち着くのだろう。ちなみに、私の家は商売をしていて夕食時が最も忙しかったので、一家で一緒にテーブルを囲む機会は少なかったので、時折の勢揃いの夕食は嬉しかったのを覚えている。まあ、これが私がサラリーマンを選んだ理由の一つでもある。
<好評の多治見仕込みのおでん>
・ワンちゃんも もの欲しそう
子供たちが最も楽しみにしていたサメンドウズ清里のスノーランドは、数日前の大雪により一面の銀世界。スキー場も久しぶりに大賑わいであった。そりを楽しむには十二分の雪とスペースがあり、来場した子供達全員が大いに楽しみ、忘れられない思い出が残っただろう。そんな記憶もいずれは少しずつ薄れて消えていくだろうが、家族で一緒に遊んだ感覚はずーっと残るのではないかな。
<雪たっぷりのスノーランド>
・この日のために揃えたウエアもデビュー
私がロサンゼルスに駐在していた時、姉と姪っ子姉妹二人が遊びに来てくれたことがあった。その時は我が家の長男と次男も含め7人全員で、ラスベガスからフーバーダム、そしてグランドキャニオンへとドライブした。細かな記憶は忘れているだろうが、そんな経験をした姪っ子が、姉が自分たちにやってくれた「思い出」づくりを自分の子供たちにも繰り返してくれている姿を見ると、小さい頃の「思い出」はDNAみたいなものだと強く思う。
八ヶ岳を発つ時、6歳の大甥と3歳の大姪は帰りたくないと泣いていたそうだ。姪っ子がロサンゼルスで数日過ごして帰国する時、空港で泣いていたのを思い出した。今回も大甥と大姪それぞれの心に深く「思い出」として残ってくれたなら大叔父としても有難い限りだ。
今回は姪っ子家族が来てくれ、自分にとっても素敵な「思い出」となった。今後も、友達や親戚、もちろん我が家族にも「思い出」が残る集いの場所としてこの八ヶ岳南麓の小屋を利用していけたらいいなと思う。姉も子供の話を聞いて、暖かくなったら訪ねてくる気満々のようだし、妻もまた合流してくれるだろう。
<薪ストーブを囲んで>
・こんな感じで皆が集ってくれる小屋にしたいね~
この小屋、民宿兼居酒屋にしちゃおうかな。次回は姪っ子の旦那様とじっくり男同士の話もしてみたいな。
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